プチガーデン

　　

　　今朝、どうしても実家に行かなければならない用事があり、バタバタと出かける準備を
　　していると・・・ドッタンバッタンと会長が歩けない足でヨロけながらも、会長専用の
　　キャリーバッグに自ら入った。

　　実家に行くときは必ずと言っていいほど会長を連れて行ってたので・・・ひょっとすると
　　私の両親（会長の大好きなじ～じ・ば～ばに）別れを告げようとしているのかも・・・
　　と、そんな気がして、連れて行くつもりはなかったのだけれど実家に会長を連れて行った。

　　そして散々、我が両親に撫でられ励まされ、大好きなミルクもほんの少しだけ舐めさせてもらい↓
　　自宅に帰るなり安堵したかのように昏睡状態に・・・。

　　目は開いてるのですが・・・閉じさせてやろうとしても閉じないのです。ずっと見開いたまま。
　　左右の瞳孔の大きさが違ってきているので、恐らくはもう脳になんらかの障害が・・・。

　　足元のヨタつきが急にひどくなってからも、粗相をすることなく自力でトイレには
　　行ってたのですが、さすがに今はもう自力では行けない。

　　でも・・・と、思い・・・体のどこにも力が入らず、意識さえないような会長を
　　トイレに連れて行くとそこがトイレだとわかったようで「おしっこ」をしました。

　　けれど・・・↓
　　もう全く自力では動きません。寝返りさえうたない。ただ、目を見開いて呼吸してるだけ・・・。

　　そして・・・そんな会長のそばを↓
　　娘の社長は離れようとしない。

　　「早く元気になって」と言わんばかりに時々、会長を舐めたりもしている。すると↓
　　ほんの一瞬、会長の意識が戻り手が動いた。（この右目はまさしく会長のいつもの目！）

　　どうやら会長も、それが社長だとわかったようで↓
　　朦朧とした意識の中で、社長を抱きしめようと・・・？でも、再び意識はなくなった。

　　・・・猫に「悲しい」という感情があるのかどうかはわかりませんが・・・
　　ひょっとすると私よりもはるかに悲しい思いをしているのは・・・娘である社長なのかも
　　しれない・・・ふとそんな気持ちになりました。

　　ただ・・・会長から離れようとしない社長の横には・・・↓
　　いつの間にやら社長の娘であるボンママが・・・。

　　これが我がボス猫＝会長が作り上げてきた我が家の猫の「和」。
　　今はただただ・・・会長に感謝・・・。

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